今回の探索は富山県を2泊3日で巡る、久々のサーロンでの探索となる。
初日は黒部市と魚津市にまたがる林道だ。こちらは以前、トリKさんが探索されている。記事リンク
まずは黒部市側から入ってみる。入口→ 地理院地図 googlemap
こちら側は舗装済みなので車で往復するのみだが、眺望が良さそうなのでそれが目的だ。
少し上ると工事車両が居た。上から眺めてみると、

どうやら車両が入れない場所にヘリで生コンを運んでいるようだ。
空になったホッパーを下ろし、生コンを入れたものを吊り上げる。

作業現場へ運ぶ

そして生コンを入れる、この繰り返し。
ヘリのパイロットの操縦が上手く、往復するスピードがかなり速かった。


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つづら折りを上り広場に到着。Google マップ

↓この地図は南が上になっている


宇奈月温泉を望む。

なんと!わずかではあるが残雪がある!


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引き続き道を上る。
洗い越しが何箇所かあり、慎重に通過。


だいぶ登ってきた。

先ほどの宇奈月温泉

黒部市の街並み

やがて2つ目の広場に到着。

ここには遭難者の碑が2つある。通称”遭難の碑広場”と呼ばれている。



まだ残雪があるな~

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事前に知ってはいたがここで通行止めとなっている。
ここから先は市の境界まで舗装が続くのでここで引き返す。

ちなみにここには少し変わったトイレがあり、

バイオトイレとなっており、
使用後はこのチャリ型攪拌装置を漕ぐ仕組みになっている。
(トイレ自体はそれなりにきれいだったが掲載は自粛)


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来た道を戻る。天気がイマイチだがなかなかの眺望だ。




豪雪地帯ということでガードレールは無し。
慎重な運転が必要だ。






温泉地が見えてきた。
それなりに秘境感があって楽しめた。


では本題の魚津市へ移動する。・・・
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魚津市側に到着。
できるだけ奥まで車で入りその先のダートへサーロンで乗り込む魂胆だ。
最初の工事箇所(この辺り)は通過できたが、

その先に別の工事箇所(この辺り)があり、作業員に止められてしまった。これは痛いな~
少し戻って別の道から入ろうとしたが悪路となり断念する。
ここでトリKさんが行った道を思い出しそこからサーロンで行くことにする。ここが入口

すぐにダートになる。

程よく荒れておりなかなか楽しい道だ。




手の込んだ洗い越しがある。

やがて舗装林道に出た。
ここを右折して別又僧ヶ岳林道に向かう。

このように開けており対岸に今から行く道が見え、なかなかダイナミックだ



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やがて先ほど止められた工事箇所が見えた。

この様子だと確かに4輪はダメだろうね。

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分岐に到着。地理院地図
左方向へ登る。

すぐ先に別又僧ヶ岳線の看板があった。


ここも谷を挟んで対岸に道が見える。徐々に秘境感が高まってくる。
この感じは奥只見の樹海ラインに似ている。




沢を渡って(この辺り)


対岸を登る。

下に先ほど居た道が見える。
こういう場所は走っていて楽しい。

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やがて道が荒れ始め、崩落があった。地理院地図

応急処置はされているが本格的に復旧するかは不明。


とりあえず難なく通過。

この先は藪と落石の連続となる。
さぁ~遂に始まりましたよ~w
もちろん予想していたが久々の遠征なのでいつになく気合が入る!

ここは、

若干の土木作業にてラインを確保。


この程度の枝は強行突破!

倒木は車体を持ち上げて通過。バイクだとここで諦めるところだが
この辺りからサーロンの本領発揮となる!

もう何でもありw

ここはさすがに、

伐採した。

こういうのの連続なので遅々として進まない・・・

白骨化した倒木がある。

タイヤを傷めないように時には降りて通過する。
こういう所ではアクセルをわずかに開いて進むと
自分の体も引っ張ってくれるのでとても助かる。

そして藪を抜けると、

何やら嫌なものが・・・

ハイ、ジ・エンド(The End)デス。orz・・・ この辺り

登って向こうを見ようとは思ったが難儀しそうなので断念。
まぁこの先大荒れなのはたやすく想像できる。
ということで撤退開始!
目的だったダート区間に入れなかったのは悔しいが・・・

崩落地点を抜けて、

沢のヘアピンカーブを通り、

ダイナミックな景色を眺めつつ進む。

最後は別の道に入ってみたが、地理院地図

出口まで全舗装で失敗だった・・・

・概要図

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探索後記:
別又僧ヶ岳林道、トリKさんの記事を見て以来、ずっと狙っていたが
ダートの残るであろう魚津市側は廃道化しており残念だった。
宇奈月側から入っても同様の状況が予想されるのでこの林道の探索はこれにて完了とする。
とは言え、舗装部分の眺望は中々のものなのでロードバイクで走っても楽しいと思う。
コメント一覧
久しぶりですね、ここ気になっていました
魚津市側は相変わらずひどいですね
私はもっと手前で諦めましたが当時からあの崩落はあったのかどうか。
宇奈月温泉の方は随分と手前で規制されていますが、
やっぱり崩落でしょうか
でも、たとえダート地点まで行けてもこの時期はもの凄い藪に出くわすでしょう(^_^;)
両端で合計3回ほど行きましたが、印象に残っているのは
ムンクさんも抜けられた例の林道だったりします(^^)
>トリKさん
最初の路肩崩落は最近直されたようです。
というのもそこまでの落石は片付けられていたようでしたので。
気になるのはなぜ直したのか、なぜ応急処置で止まっているのか、です。
私の推測ですが、将来的にこの林道を復旧させるつもりだが
事情によりまだ本格的着手できないのでとりあえずこれ以上崩れないようにしてある、ということかも。
発電所周辺の工事が進んでいることもあり、上流に行けるこの林道は
見捨てられてはおらずいつか復旧が開始されることを期待します!
宇奈月側は舗装区間で崩落があるようで 歩きで抜けるのも厳しそうな写真をどこかで見ました。
藪についてはご指摘の通り、翌日から藪こぎの連続でしたw
藪が枯れる晩秋を狙おうかとも思いましたが雪が降り始めてしまうとアウトなのでこの地域は難しいですよね~
雪解け直後がベストなので地元ライダーに期待したいです!
結果的にダートは最初の林道のみになりましたので通れてよかったです(^ ^)
遠地探査お疲れ様です!
廃道具合が凄い道ですね~
こりゃサーロンでも苦戦しますね・・・
岐阜の林道だと、夏場は土木工事してると
変な虫が大量に寄って来る事がありまして
更に地獄度合いが増します(笑
>ザビエルさん
バイクだと諦める所でもサーロンならなんのその!
強気で結構行けちゃいますが、それでもどうしても無理な場面には出くわします。
できれば舗装が切れる所まで進みたかったですが、廃道感を味わうのもまたオツなもんでw
この辺りはアブとか変な虫はいなかったので助かりました。
先日山神さんも瀬戸ダム行脚で苦労したご様子ですし
この季節はやっぱ虫がウザイですよね~