紅葉の時期も過ぎつつある今日この頃、そろそろ南方向の林道に行ってみようかと思い
ふと思い浮かんだのが山梨のとある峠の光景だった。
ということでいつもの通りいきなりだが林道大ダル線入口付近から 地理院地図 Google マップ
ちなみにこの道は地理院地図では途切れているが完抜きしている
手の込んだ立派な看板には東京都水道局の文字がある
このエリアは多摩川の水源ということで東京都水道局が管理している
カーブのすぐ先にゲート
このゲートはGOOGLE360°写真があり一見鉄壁に見えるが実は脇が甘いのでは?と期待していた
左側は杭が埋められており
30~40㎝間隔
サーロンのステップを畳んでも引っかかってしまう(ウイリー状態で通過するという裏ワザありw)
対して右側は
ちょうどステップが当たる箇所で50㎝弱
なるほどこれなら・・・、と思っていたらいつの間にサーロンが・・・w
この直後、突然強烈な眠気に襲われそのまま眠ってしまった。( ˘ ˘ )zzzZZ…
・
・
・
ということでここからは夢の中の世界となる
なお写真が少し暗くなっているのは脳内画像をデジタル化したためであるw
四輪がよく走っているようでフラットダートが続く
広場からは富士山が見えた Google マップ
・
・
交差点に到着 地理院地図 Google マップ
直進(ジムニーのある方向)は大ダル線の続き (左方向は後ほど触れる)
ここで向こうから2名人影が・・・ 東京都水道局の人だろうか? ジムニーはその車両と思われる
気付かれる前に先を急ごう!
では右折して北上する
この道は奥山作業道と呼ばれており、笠取小屋への荷上げ路となっている
すぐに左側に木の橋がある Google マップ
これを渡って行くと白沢峠へ通じている
やっぱ沢沿いの林道は気持ちいいねー!(^O^)
落葉しているおかげで日差しが差し込み見通しもきく
・
分岐に到着 地理院地図 Google マップ
白いバリケード方向に入る
なお見ての通り周りがガラ空きなので2輪は問題なし
ここからは魅惑の自然土w
なのだが落ち葉の堆積がすごい
ずっとシャリシャリいわせながら走る
この道は斉木林道と呼ばれており、ネット情報によると
戦後間もなく雁峠の秩父側で伐採が行われ、その木材を柳沢峠まで運びだすために造られたらしい。
沢渡りもあるが崩れていないので難なく通過
そして現れる廃トラック
本命はもっと先なのだがこれも見てみたかったものの一つ
木材運びに使用されていたようだ
このトラックはGMCのCCKWというモデル
終戦後、進駐軍と共に日本にやってきたものが民間に払い下げられたらしい
リア二軸とともにフロントも駆動し、六輪駆動とのこと!
空冷なのだね~ 排気量は4.416ℓ
ちなみに燃費は驚異の0.7㎞/ℓ!
タンク容量150ℓもあるが100㎞しか走らない・・・
では先を急ごう
開けているので迷うことはない
にしても藪になっていないのが少し不思議
最初の倒木はくぐれた
その先のV字区間は一時的で落ち葉のおかげで普通に走れる
これはバイクだと厳しい
アンダーガードで支えられ自立している状態
・
そして今回の第一目的地、白沢峠に到着 地理院地図 Google マップ
この廃トラックを見たかった(^O^)
360°写真がたくさんあるが、実物はやはり感動する
ツーショットが撮れて目的達成!(・∀・)ⅴ
この車両はダッジのWC54というモデル
米陸軍ではなく米海軍の払い下げらしい
タイヤは英国製ダンロップ 1958年製?
このトラックの最大の特徴が荷台から生えた木だ
車両の周囲に何も生えていないので人為的に植えられたのでは?
と思ってしまうほど異様な光景だ
なんとキャビンとの隙間にも!(゚o゚)
ちなみにこの木はヤマザクラらしく、春になるときれいな白い花が咲くようだ
来年また来てみようかな
十分堪能したので来た道を戻ろう
往きに撮らなかったがこの区間はとにかく倒木が多い
ただし黄色いテープが付いているのでそのうち処理されるかもしれない
くぐるにしても乗り越えるにしてもサーロンなので問題ない
これもこの車両の良いところ (・∀・)ⅴ
一通り倒木を過ぎると走りやすい道になり
最初の廃トラックに別れを告げて
・
分岐に戻ってきた ここまで走行距離18k、バッテリー残45%
ここからは北上し笠取小屋を目指す
小屋への荷上げ路なのでフラットだ
ヤブ沢峠に到着 Google マップ
少し進むと笠取小屋が見えた 地理院地図
あまり近づくとトラブルのもとになるのでここまでにして引き返す
・
時折眺望がある
分岐を通過 走行距離24k、バッテリー残34%
つづら折りも荒れていない
しっかりとした石垣だ
下に見える道
快調にダウンヒル
・
交差点に戻ってきた
では大ダル線(ジムニーのある方向)の続きへ
少し入ってみたところでこんな感じでこれが出口までずっと続くのだろう
試しに様子を見てみただけなので引き返すことにする (本当は水道局の人に見つかりたくなかっただけw)
次に交差点から南下する道を進むとこの様なゲートがある 地理院地図 Google マップ
360°写真で予習済みだが、ここ周辺で一番厳重な造りになっている
”土日専用”とは?
ここは歩行者用の通路のようだが、
ゲート下が狭く傾斜もあるので通行には厳しい
抜かりなくフェンスが張り巡らされているのでサーロンでも無理
ではデポ地へ戻ろう 水道局の人に見つからずに済んだのが何より
この時点で15時過ぎ だいぶ日が短くなったものだ
秋の日は釣瓶落とし まだ明るくても油断ならない
しっかりと時計を確認しながら行動すべし
・
ゲートに帰還
ここまでが夢の中の記憶 ( ˘ ˘ )zzzZZ…
・
・
・
ここでふと我に返った (゚o゚)
結構な時間寝入ってしまったようだ
ん?でもなぜかサーロンがこちらを向いているね・・・w
ということで林道大ダル線に別れを告げる
今回は夢の中での探索だったがこういうものたまには良いよねw
・
・
補足情報:
大ダル線のR411側ゲート(地図中G3)
このエリアで最も強固なゲート
左脇はギリギリ人が通れる幅しかない
右側は少し広いのでバイクでも行けそうな幅だが杭があるので無理
監視カメラは林道内と支柱にダブル設置 (- -;)
ここはあえて通ろうとは思わないな
・
笠取線ゲート(地図中G4)
この道は白沢峠まで繋がっているらしい
先ほどのG3に比べてかなり緩い造りだ
なぜこんなに右側を空けておいたのか不思議
もしかすると側溝とかワナがあるのかも?
・
最後に竹森線ゲート(地図中G5)
こちらは山梨県の旧型ゲートなので下がガラ空き
というより脇がガラ空き
段差が少し厄介だが・・・
この道は鈴庫山線と繋がっているがそちら側にゲートがあり
全線舗装なのであえて入ることもないだろう
ただ途中の景色は良いらしい
・
・
探索後記:
念願だった廃トラックを見ることができてよかった(夢の中だけどw)
なおこのエリアは多摩川の水源ということで東京都水道局が管理しており
巡回車を目にすることが多いらしく注意願いたい
コメント一覧
廃ボンネットトラック。有名な場所ですね
私もここを目指したことがあります
が、あのゲートであえなく撤収です
現場はかなり開けた場所なんですね
この場所は以前はGoogleMapでも
「廃トラック」で景勝地扱いだったような・・
表記が無くなってますね
サーロン最強かも?
ゲートもそうですが、最悪関係者に遭遇しても、
電動自転車ですって事で、あまり非難されない気がします
>トリKさんもここを狙ってたのですね(゜o゜)
ここはちょうど防火帯のようで木がありませんね、それゆえこのトラックが余計目立ってます
GoogleMap表記を変更したのは人が大勢来るのを嫌ったのかもしれません
笠取線のゲートならバイクでも行けそうですが、その先旧別荘地あたりで何か抜けられなさそうな感じがしてます。
それ以上にハイカーが多そうなので通報されるのが怖いですね
トータルで見るとモンキー/ポッケが最強だと思いますが、走りの楽しさは断然サーロンが上回っていますね!
確かにMTBにカモフラージュできるのはよいのですが
ここ一帯にある看板には自転車も×と書かれてまして 最初のゲートの茶番はそれゆえ、ということなのです(^^)
遠地探査お疲れ様です
枯れ葉の絨毯が美しい!本当にスッキリ綺麗な林道てますね!
これは行ってみたいと思ったけど、、ゲートが・・・
やはり50センチだとセローだと、厳しいですかね?
このトラック良く太平洋戦争の映画に出て来る奴てますよね~(^^)/
6発の水冷だと思ったけど、あれ空冷なのかな?ラジエーターが取られた?
ロシア軍のジムニーにバレなくて良かってですね!(笑)
あと、ほったらかし温泉の裏にも、トラックの有る林道有りましたよね?
>ザビエルさん
50㎝のゲート脇、ステップ幅だけならセローでも行けそうですが
支柱にハンドルが当たって無理だと思います、サーロンでも傾けて何とかだったので。
笠取線のゲートならバイクでも行けそうですが
その先旧別荘地あたりで何か抜けられなさそうな感じがしてます。
途中の廃トラックはそうですね、水冷かもしれません
4Lエンジンで空冷はさすがに無理がありそうな・・・
ジムニーに見つからずに済んでよかったです、音がしなかったからでしょうね
捕まったらそのまま連行されて大変な目に遭いそうですw
ほったらかし温泉の裏、調べてみたら永昌院の西側 兜山の北側ですね!
確かに草ヒロがたくさんあるみたい いつか探索してみたいです
情報ありがとうございました(^^)/