岐阜県/丹生川ダム東部の林道_’22-6-18

今回の探索の舞台は岐阜県高山市丹生川町の丹生川ダム東部にある林道だ。
最近個人的に飛騨・高山方面に興味があるのだが、ここはトリKさんや山神さんの縄張り、
目ぼしい所はお二人が既に探索済みである。
そんな中、トリKさんのこちらの記事の最後の写真に目が留まった。
ちなみにトリKさん、この3年ほど前(記事リンク)にもログから分かるようにしっかり確かめに行かれているようですw

初めにこのエリアの林道への入口は地理院地図によると
トリKさん写真の箇所以外にもう1つある。それがここだ。
まずはこちらから入れないか試してみる。

伐採箇所を過ぎると、

徐々に荒れてくる。

そして分岐に到着。地理院地図
ここを右折しサーロンの向いている方向に進むと目的の林道に到達できそうなのだが、

橋の上には草が生い茂り、そこが橋であることさえ分からない状態。
試しに少し進んでみたが藪がずっと続いており、廃道化しているためここで断念する。
ちなみにここまでゲートの類は一切無かった。

さて問題のゲート前に到着。この辺り→ 地理院地図 googlemap
トリKさん写真の時と状況は変わっていないようだ。ちなみに錠前は国有林おなじみのSKC。

左側はご丁寧に”石積み+パイプ+丸太”をうまいこと組み合わせてある。
こういうの造る時、どんなこと考えながら作業するのだろうかね?(どうでいいけどw)
少なくとも上の丸太って何のためなのか?
丸太が無ければトライアル上級者であれば乗り越えられそうだけど・・・
ちなみに歩きで試してみたら人は通れた。

で、本題wの右側。歩行者の通路として空けてあるが、その先に邪魔な大岩が鎮座している。

ここもまた変な小細工がしてあって、パイプに通した鉄筋をゲートに溶接し固定してある。
これをやった作業者は「これでよし!エヘン!」って満足したんだろうねぇ~w

ふ~んなるほどねぇ~、っとゲートを観察した後 サーロンを見ると
なんと!前回と同じくいつの間にか自ら変身しているっ!
(小さい写真はサブリミナル的なものw)

またか!とあっけにとられている自分を尻目に自らゲートに向かって進んでゆく。
扉の格子に前輪が入るや否や、気付いた時にはサーロンはゲートの向こうにあった・・・

再びサーロンのスタンド能力が発動したようだ。     (・・・重くて結構大変だったよ
サーロンのもとに行くと何事もなかったように元の姿に戻っている。

こうなってしまってはもう後戻りはできない。ここからは、
”ゲート破りをするつもりは毛頭なかったが、不測の事態によりやむなく出口を探すことになった”

というテイでお読みいただきたいw

ということで出口を目指して林道を進む。

なおゲート通過後の写真も撮ったのだが、何故かこの1枚だけ見当たらない。

(おそらくはサーロンの念力により消されたのだろう・・・)

作業車が多く入っているようでフラットだ。

やがて開けると建物があった。航空写真

走りやすい路面が続く。

そろそろ分岐かなと思い上を見ると道があるようだ。

ヘアピンを上った先に分岐があった。地理院地図

先ほど見えた看板

まずは右折し東進することにする。

作業車のタイヤ跡が続く。

所々ぬかるみがあり慎重に通過するがすぐにドロドロになる。
フロントフェンダーは付けたいがそうするとあの狭い車に乗らなくなる。

やがて木製の橋に着いた。

ほとんど使われていないようでキノコが生えていた。

橋の先からは草が生い茂り、ほどなくして道が崩落していた。

気を付けて通過する。

コンクリ化された沢渡り地点の先は、

落石が行く手を塞いでいた。この辺り

倒木を処理して先に進めないことも無いが、
廃道化しているのでここまでとし、引き返す。

なかなか迫力ある岩壁。

分岐に戻ってきた。右折し先ほど後回しにした道をゆく。

ん?真ん中に何かいるぞ?

ヤマカガシか? 動く気配がないのは敵に襲われないようにしているためか・・・

毒の威力はマムシの3倍、ハブの10倍といわれている、恐ロシヤ~w

こちらを行きます

この道もよく使われているようだ。

分岐に到着。地理院地図
左方向は地図によると最初にTRYした道へつながっているが、
まずは右折し東進することにする。

よく使われているようで走りやすい。結果的にこの区間が一番楽しかった。

次第にクマ笹が目立つようになり、ヤツのことが頭に浮かぶ。
出てこないでね~と願いながら、ホーンを鳴らしつつ進む。

徐々に草がうるさくなってきた。
よくなる見込みがないので引き返す。この辺り

快調にダウンヒルを楽しんで、

分岐に戻った。右折し探索する。

この道も使われているようで走りやすい。

雨量観測所があった。この辺り

ほどなくして行き止まりのような感じになる。この辺り


先を見ると道の形跡が感じられるが笹薮で廃道化しているのでここで引き返す。


さぁ、ここから最初のゲートまで戻りますよ!

快調に下る。

往きにきに見た建物の横には軽トラが停まっていた。

所有者が出入りしているようだ。(見つかりたくないので写真は無しw)

ゲートに到着。さてどうしたものか、と思い悩んでいると急に意識がなくなり
ここで記憶は途切れている。
ふと気が付いた時にはサーロンはゲートの向こう側にあった。前回と同じだ。
(小さい写真はサブリミナル的なものw)

ここで分かった! こういうことだろう、
私がゲートの前で「この先はどうなっているのか」「どうにかならないか」という想いが強くなる
それがサーロンに伝わりスタンド能力が発動するのだろう。
うん、そうだ!そういうことなのだ、きっとそうに違いない!(爆)

ということで、無事ゲートを退出。

荒城川沿いのこの辺りは木地屋渓谷と呼ばれている。
岩の上を流れており浅いためその気になればドボン可能だw

川に下りられる地点もある。
山神さん、あの方のゴムボートで川下りなんていかがでしょうか?w

夏場は涼しそうで走っていると気持ち良いだろう。

最後は丹生川ダムで記念撮影し今回の探索は終了。
バッテリー残量17%、走行距離43kmであった。


余裕があれば山神さんオススメの十二ヶ岳に行ってみたかったが、また今度にする。

↓今回の走行経路

探索後記:
帰りに乗鞍スーパー林道_中の湯側の様子を見たかったが時間切れで立寄れず。
なお安房峠旧道は岐阜県側災害のため、長野側11号カーブから先通行止めなので要注意。

久々に釜トンネル前を通ったが相変わらず番人は健在だった。(当たり前だが)

思うのだが、このエリアのマイカー規制は少し緩和するつもりはないのだろうか。

ちなみに富士山周辺では5年ほど前からEV、FCVは規制対象外となっている。

(乗鞍スカイラインでは10年ほど前に 電気自動車 乗り入れ実験 が実施されたがその後進展は無い模様。)

本気で環境問題考えるのなら、CNGバスとLPGタクシーのみ通行可、ではなかろうか?

総評:
残念ながら周回はできなかったが、ゲート先の現状を把握できたのはよかった。

ダムマニア 兼 林道愛好家(兼モンキー/ポッケ乗り)の方にはオススメですw
ちなみにこのエリアの北方向、R471の北側にはトリKさんが途中断念された周回林道があり
いつか行ってみたいと思っている。(たぶん周回不能だろうけど)

・・・

コメント一覧

  1. 長年の悶々が解消されました(^o^)
    いい道ですね〜 全線にわたって自然土、森林浴、涼しげな沢沿い。最高です
    写真から起伏が少ないように見えましたが、実際はどうだったでしょう?

    疑問が残る道でした
    南ルートの木製橋が使われていないとすると、
    少し手前までしっかりと付いていた轍はどういうこと?
    目的地はどこなのでしょうね
    北ルートも途中で藪化
    結局、作業車は何をしに入っているんだ!?
    軽トラがいた建物ってなに?

    熊笹の箇所であっ、と気付いた
    サーロンは静かなのでクマは逃げないかも?これは怖い・・

    今回はバッテリー使いましたね
    行き先によりますが、50km走れれば十分ですね

    • >トリKさん
      悶々が解消されて何よりですw
      雰囲気が良かっただけに全て足止めになったのは残念でした、
      特に最初の区間はつながっていてほしかったです。
      前回と同様にダム奥の林道は涼しくて良いですね!
      全体的に勾配は緩やかでしたよ。
      最初に行ったノーゲートの方は短いですがやや荒れなので今度どうぞ。

      疑問点について、私も同感です。
      北/南ルート共に目立った伐採は無く、ある所から急にタイヤ跡が無くなっていましたので。
      軽トラでなくどうもトラックのようなので謎ですねー
      ちなみに伐採箇所は最後に行った区間(雨量観測所があった道)にだけありました。

      軽トラが停まっていた建物は薪が積んであったり見た目きれいだったので
      ハイカーor釣り人のために施設かな?
      トリKさん今度試しに歩きで行って確認お願いしまーすw

      熊笹の件はそうなんですよ、とにかくこちらから音を出すように気を付けないとマズイのです!
      ただバッテリーが大きいお陰か結構大きな音でます、セローだと蚊が鳴くような音なので・・・

      今回はトリKさんのゲート写真がTRYする良いきっかけになりました。
      今後も気になるゲートありましたらぜひ載せてくださいね!

  2. 遠地探査お疲れ様です

    ここのゲートはサーロンじゃ無いと厳しいですね~
    無粋なゲートさえ無ければ、長くて良い感じの林道なんですが・・・
    サーロンは音がしないので、小屋が有ってもバレ無いのが良いですね~(^^)/

    • >ザビエルさん
      毎度です!
      最初は無理かなーと思ったのですが、いざやってみるとなんとかなりましたね~
      おっとつい口が滑ってしまった・・・w

      眺望は無いのですがどの区間も路面状態が良く、安心して楽しめました!
      ダムからゲートまでの区間、短いですが清流沿いの良いダートなのでぜひどうぞ!
      小屋の件はそうですね、一見するとMTBにしか見えないのでそんなにビビらなくてもよいのかも。
      ちなみに次回は一応バイクでも走れる所になります、予告まで。

  3. おお!遂に次回予告キター(゚∀゚ 三 ゚∀゚)!
    これは期待出来ます!!(^^)/

  4. 毎度です
    このゲートはモンキーでは無理ですね
    スリムになれるサーロンが羨ましいです
    ちなみにわたくしの知り合いにSKC研究家がいましてw
    SKCは3タイプあるそうです
    彼の為にも画像が欲しかったですねw

    ちなみに川下りには興味がありませぬゆえ、ごめんなさいw

    安房峠に行かれたと聞いて乗鞍スーパー林道C区間を狙っているのでは?
    と、思ってましたがやはりでしたねw
    わたくしもあそこは長年の夢なのですがなかなか厳しいです
    多分モンキーでは通れないはず
    電動自転車か?サーロンでないと通り抜けは難しいと思われます
    尚、マジであそこは熊がいるので要注意です
    熊鈴を付けて行って下さい
    (一部ではその熊鈴も音に興味を持った熊を逆に呼び込むと言われ、その効果ははっきりしていない)

    釜トンネルより先の意見には激しく同意w
    多分アルピコが利権のためにいつまでも手放さないと思います
    そんな儲けに加担するのが嫌で上高地にはまだ行くつもりはありませんw

    • >山神さん
      毎度です
      またメジャーを忘れてしまいましたが、ステップ幅はほぼ同じだと思うので
      物理的にはモンキーでも可能かもしれません
      でもここは周回できないので山神さんが敢えてTRYする必要はないですよねw
      逆に小川殿林道のL型ゲートはサーロンだと多分キビシイ、ゆえにモンキーが羨ましかったですよ。

      SKC研究家!(笑) どの分野でもマニアが居るのですねw
      分かりました、では今度から気を付けますw

      そうですよー、安房峠と言えばやっぱあそこでしょう!w
      C区間はあの出口付近の工事が何なのか興味があります。
      C区間を通れるようにするためではないことはほぼ明白でしょうけど
      何か別件工事の影響なのか?(中央リニア?etc)

      熊鈴、逆効果説もあるのですね~ 確かに動物からすれば何かいい音色がするね?
      と思うのかもしれません。火薬銃やホーンの様な刺激的な音がよいでしょう。

      激しく同意ありがとうございます!
      あんなにきれいな自然なのにそこにカネの話が入り込むのは残念ですね~
      規制して空気はきれいにできても、人の心の汚れは取り除けないというところです・・・

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