井川雨畑林道(山梨側)_’22-5-3

今回の旅の舞台は山梨県南巨摩郡早川町雨畑
井川雨畑林道の山梨側の現状調査だ。
静岡側は去年9月に勘行峰経由で山伏峠まで制覇している。記事リンク
県810雨畑大島線を進み道路崩壊地点に到着。

ここは大雨による増水で道路下の路盤ごとゴッソリ持っていかれてしまっている。

迂回路として河原を整備してあるのでこちらを進む。
普段こんな所を走ることは無いので貴重な体験だ。

途中この地点から林の中の道を上り県道に復帰する。

室草里(むろぞうり)から先は最終兵器に乗り換える。

チェーンゲート先は修復されており4輪でも通れるが
各種センサーにより地形変化をモニターしていた。

長畑ゲートに到着。

下を潜った後、一応錠前を確認してみると・・・

なんと錠前が付いていない。これなら最初から開けて入ればよかったw

しばらく進むと第1崩落地点、ここはオフ車なら普通に乗り越えられる。

対岸の崩落が見える。

あの山を越えると静岡県だ。

続いて第2崩落地点、大き目の石なのでオフ車でもやや苦戦しそうだ。

山側からアナグマが降りてきた。

崩落を乗り越えた先でなぜか待っていた!w 動きがなかなかかわいい。

数秒間向かい合った後、斜面を下って行った・・・

路肩崩落地点、そのうち道が落ちそうだ。

見上げると山伏峠が見えた。

そして第3崩落地点、google SVに載っているがさらに崩落が進んでいる。

足場が悪いので担いで乗り越えるのも結構苦労した。

この橋の脇にきれいな三段の滝があった、癒されるな~

そして第4崩落地点、ここでジ・エンド(The End)…orz

航空写真でも確認できる。

試しに乗り越えてみようとしたが、砂地で踏ん張ることができず歩きでも危険な状態だ。

ここは山神さんのブログ記事中にある、”nni*さんがコメントされた場所(石と砂の滑り台状態)”と同じ所だと思われる。

無念ではあるが撤退開始。さすが天下の井川雨畑林道、そう易々と通り抜けられるほど甘くない。遥かなる山伏峠・・・

先ほど乗り越えたばかりの崩落を再び越えて・・・

長畑ゲートに戻ってきた。もちろん開けて通過する。

帰りは下りなのでゆっくりと景色を楽しむ。

この山奥の雰囲気がなんとも良い! 希望は叶わなかったが少しでもこの道を走れたのはよかった。

井川雨畑林道山梨側、雨畑からは峠まで行けなかった。

いつか静岡側からアレを使って峠を越えて、残りの区間を制覇してみたい。

参考記事:

トリKさんブログ → 壮観。井川雨畑林道 遂に

山神さんブログ → 井川雨畑林道 山伏峠 山梨県側 2019 山伏峠~崩落地点

コメント一覧

  1. 愕然としました。
    室草履のチェーンゲートは把握していたのですが、
    長畑ゲートの先がこれほどの状況とは・・
    この道はもう二度と通れないのではないでしょうか

    ところで長畑ゲートの数台の自転車な何でしょう?

    • >トリKさん
      毎度です。
      残念ですが山梨側は諦めるしかないかなと思います。
      2019年に山神さんが山伏峠で会った方によると、地元工事関係者もお手上げ、とのことですから。

      個人的に、この道が通れれば雨畑側も井川側も活性化されて多少なりとも経済効果が
      あるのではと思うので、ぜひ山梨側の手直しをお願いしたいです。(多分無理ですが)
      あんな立派な全線舗装路がこのまま廃道化するには惜しいです。

      長畑ゲートの数台の自転車はハイカーなのかな?
      ゲート先では誰とも会いませんでした。

  2. 毎度です
    Kさんとわたくしの聖地でもあるこちらに行かれるとは流石!
    それも最新情報ありがとうございます^^
    いやいやこれは酷いですね
    最後の個所は到底越えれません
    と、言いますか全く工事の手が加えられていませんね
    手前の個所の修復で手一杯なんでしょうね
    これはほんと永遠に治ることが不可能かも知れません
    自慢ではないですが、ここを走れたことが夢のようになりました
    (もちろんKさんも走破済みですが)

    そう!わたくも長畑ゲートの自転車が気になってますよ

    問い合わせの昔の記事はもちろん見ることが出来ますので
    拙ブログのコメント欄に返信しておきますね

    注 
    もし会えることが出来ればここの呪文も教えれるのですがねw

    • >山神さん
      毎度です。
      やはり一度ここを走らないとその他の林道を語れない、と思い赴きました。
      あわよくば山伏峠まで、などと夢想してましたが見事に打ち砕かれましたw
      法面崩落であれば何とかなりそうなものの、路盤流出だとお手上げになりますね。
      残念ですがこの道の未来は暗い感じです。

      お二人が走破されたことはとても羨ましいですよ。大いに自慢してください!
      林道は生もの、走れるうちに走っておくという教訓がここにもありましたね。

      長畑ゲートの数台の自転車はハイカーなのかな?と思います。
      ゲート先では誰にも会いませんでしたので。

      あ~呪文があるのですね! お会いした時に是非お願いいたしますw