会津遠征2日目:
太平洋クラブ 白河リゾート内のホテルから二岐山方向を望む
因みにこのホテル、太平洋クラブのゴルフ会員向けの施設だが普通の予約サイトから一般人でも泊まれます (・∀・)ⅴ
これからあの風力発電施設に行きますよ
ということで本日最初の林道はこちら 地理院地図 Google MAP (地理院地図の表記は間違ってます)ここは2度目の来訪
時刻は7時 この時間に探索開始できるのもあのホテルのお陰 見つけた時はラッキー!って思ったw (・∀・)ⅴ
ここは西部林道のいわゆる北側区間と呼ばれているエリアで2019年にアフリカで反対側から走っている→記事リンク
因みに南側区間は去年サーロンで走破→記事リンク
前回は真夏で大変だったな~と懐かしく思い出しながら走る (´∀`*)
終始フラットで幅員も広く走りやすい
見通しも効くのでよい (・∀・)ⅴ
おぉ~!朝日に照らされた紅葉が美しい・・・(´∀`*)
出だしから走りやすいのはありがたい (^O^)
朝一で荒れた林道はキツイからね
林道内はまだ見頃ではないが、
山肌はなかなかキレイ
そして迎えた分岐 (このエリアの詳細はこちらのサイトをご覧ください)
直進方向は、 西部林道 この先はまだ未走破なので行ってみたい気持ちはあるが
今日はとにかく先を急がないといけないので、
前回2019年と同じく、こちらの奥西部林道へ
こちらもフラット
幕営候補地発見 でもクマに注意 (((( ;゚д゚))))
時間的余裕が無い時にこういうサクサク進める林道はありがたい (・∀・)ⅴ
開けると二岐山が見えた
ここが唯一の眺望地点 この辺り
山の右手には、
ホテルから見えた風車
この後あそこに向かう
ここは前回の撮影ポイントだった
↓2019年
こちらは二岐温泉側
↓2019年
あとは淡々と下って、
道に出た 現在地
ということで奥西部林道終了
その先、二俣川沿いに御鍋林道(天栄村道 御鍋線)が延びているが、ここはトリKさんが狙っているようなのでパス
と言うか今日はとにかく先を急がねばならない、というのが本音
・
ということで本日2本目の二岐山林道(村道二岐岩山線)へ 地理院地図 Google MAP
電柱の脇に標石が、また反対側に標柱があるらしいが見落とした こちらも2度目の来訪
作業車が入っているようでフラット
こちらも少し色付いている
やがて風車が見えてきた
そしてここが一番奥の風車
ここで折り返し、
一番手前の風車に来た
2019年にアフリカで来た時は無かったバリケード
ここからの眺めはなかなかのもので、
おぉ~!素晴らしい!
正面(北東方向)には、
J-POWER最大の布引高原風力発電所の風車が見える あそこにもいつかまた行ってみたいな~
なんでも建設当時、総出力国内第1位(現在は第4位)だったとのこと(現1位はウィンドファームつがる)
因みに現在第2位は三重の青山高原風力発電所だが、あの周辺もいつか探索してみたいと思っている
説明板がある 1996年事業開始、2000年末~発電開始とのこと
当初、下の図にあるスキー場に給電する予定だったが取り止めとなり、東北電力に売電することになったらしい
4号風車まで行って引き返してきた
風車の説明書き 当然だが単なる風車ではなく制御されている(制御不能に陥るとこの動画の様になる、恐ロシヤ~ (((( ;゚д゚))))アワワワ)
色々書いてあるが、
・定格出力750kwは世界基準で見るとかなり小型、国内レベルでも小さい方になる
・風速についてはこちらのWikipediaを参照すると、定格風速12.5はやや強い風、停止風速25は非常に強い風(普通の台風)、
最大耐久風速60は猛烈な台風レベル、ということになる
見上げると結構迫力がある
根元の説明書き NKK-LAGERWEYとは、
1996年にNKKが風力発電分野参入の際、オランダのLAGERWEY(ラガウェイ)社との間に日本における
独占販売契約を締結し風力発電システムの販売事業を開始したもの
因みに原動機部分の寿命は通常20年程度とのことなのでそろそろ寿命かな
と思い、ちょっと調べてみたら今後の対応について問題になっているようだ(詳細は後述)
そう言えばレンタカー(ムラーノ)で訪れたオトンルイ風力発電所も同機種だった(↓2010年撮影)
引き返す途中、ゲートがあることに気付く
前回2019年の時は確か閉まっていたが無施錠だった 今は機能していない様子
・
次回に続く・・・
天栄村風力発電事業について:
令和4年12月天栄村議会定例会会議録から自分なりにまとめたものが以下
・平均的な耐用年数(20年)を迎えるにあたり当該事業の今後について村で検討されていた折り、
経産省より電力買取りのリプレース(建替え)政策が発表された
・実はこの少し前に ある商社よりリプレースの話(無償買取)が持ち込まれ、
当該事業について問題を抱えていた村は「これまた幸い!」とこの話に乗った
・商社と協定書(契約書ではない)が取り交わされた後、風況調査(実際の風力測定)が行われた
・その結果、商社より十分な発電量が見込めないことから事業断念の通知がなされる
・一方、村は協定書の時点でリプレースの話が契約まで問題なく進んでいくと思い込み(期待)、
将来の撤去費用等に充てるために積み立ててきた基金を廃止し一般会計へ組み込んでしまっていた (゚o゚) エェ-
・現状、他の事業者によるリプレースの話も見込めず、結果、撤去するしかなくなった orz…ガックシ
その費用(約2億)は基金がなくなったので村で負担せざるを得なくなった(こんな風にはならずこんな感じで破壊するのかなw)
・・・
ということで、色々と大変なようです。因みに議事録に出てくる福島大の先生の論文はこちら
さすがに大学の先生だけあってうまくまとめられている。それによると、
「通常、こういった再生可能エネルギーは企業の所有・運営である中、自治体が所有する例は少なく
また収支の面でも黒字を継続しており、全国的に風力発電事業は収支均衡程度のところが多い中、数少ない好収支の実例」
とされていただけに残念なことだ。
結局のところいわゆる”思い込み”による失敗、の典型例だ 正月の航空機衝突事故も同様
思い込んでいるから地上レーダー画面を見ていない、思い込んでいるから勝手に滑走路に入ってしまう、わけで。
まぁ思い込んでいること自体が自分では気付けないのでどうしようもないのだけども ┐(´д`)┌
でも基金を失くしてしまうなんて早まって行う必要などないだろうから、悩みの種が解決することで執行部はよほど浮かれていたのかな
一般企業なら有り得ない話で、公務員特有の「何かあっても税金でどうにかなるでしょ」みたいなところが・・・
因みに議事録中にある淡路島の風車倒壊事故を受けここも入れなくしてある、と書かれている
おそらく風車付近のバリケードを指していると思うが、近くまで来れてしまっていいの?天栄村さん?w
コメント一覧
遠地探査お疲れ様です
遠征宿泊とかとても楽しいですよね~!
特に朝の林道は爽やかで、堪らない魅力に溢れています。
今回の記事も、雄大な景色の素晴らしさに感動です(^^)/
風流発電は、どこも採算が中々取れないみたいですね・・・
太陽光の方がメンテが簡単で良いのでしょうか?
自分の会社も技術面で一時期関わっていたので
壊れたまま放置の風車を見ると悲しいです😢
日本の風力発電メーカーも、今や全て撤退したのも寂しい限り。
ザビエルさん
宿泊は費用的にも体力的にも負担になりますが、このエリアはやはり1泊した方が楽しめますね
朝日に照らされた紅葉は本当にきれいでした! それと終始走りやすかったのもよかったです(^^)
風力発電は見た目インパクトありますが運用面ではなかなか難しいようですね~
ただここは自治体が管理する珍しい例で、ほとんどは民間が運用していますから
全国的に見れば廃れていくことはないのかな、と思ってます
伊豆の林道行脚した時も風車を見かけましたしあの禁断の恵那山林道エリアにも
ありますから、林道と風力発電は縁がある感じですね!
二俣川沿いの御鍋林道、ここの話ってしましたっけ?(^_^;)
御鍋神社がいい感じなのですが行けるかな?
上矢作発電所も風車の真下まで行けますので恵那市に来た時には寄り道してみてください
風を切るあの音が迫力あって好きです
トリKさん
御鍋林道はですね~、私が2019年に奥西部林道へ行った時トリKさんのブログにコメントで報告した際、
トリKさんから「御鍋神社が気になっている」と言われたんですよ
当初考えましたが、YouTubeに動画があったこともあり結局パスしちゃいました
上矢作の発電所はよさそうですね、ただ禁断の恵那山林道エリアへ踏み込もうかどうか、躊躇しております・・・w